前回の記事では、LINEでショップカードを運用するメリットについて、解説しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
- LINEショップカードはどうやって活用すればいいの?
- LINEショップカードを使うとリピートにつながるの?
このような疑問に応えるために、LINEショップカードの活用事例を解説します。
本記事を読むことで、LINEのショップカードをどのように使ってリピーターを増やしたのかが理解できます。
LINEのショップカードをすでに使っている方にこそ、読んでいただきたい記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事の内容
LINEのショップカードでリピートを増やす3つのコツ
LINEのショップカードを上手く活用し、リピートを増やした事例を3つ紹介します。
- 美容室の事例
- ベーカリーショップの事例
- フィットネスジムの事例
「自分は違う業界だから…」
そう思っても、どの業界でも共通して使える考え方はあるものです。
一緒にみていきましょう。
割引以外のサービスでリピートを増やした美容室の事例
美容室のA店では、LINEのショップカードを使ってリピート率を高めつつ、客単価をあげることに成功したお店です。
以前のA店
LINEのショップカードを使い始めたばかりのA店では、ポイントが貯まるたびに、1000円の割引クーポンを発行していました。
悩み
割引クーポンを使われると、当然1回あたりの客単価が下がります。
スタッフの人数が限られているA店では、1日に施術できる人数に上限があるため、なるべく客単価をあげたいのが本音でした。
また、馴染みのリピーターさんは、割引になるからA店を訪れている訳ではなく、たまたまクーポン券がもらえるから利用しているだけとのこと。
対策
そのことに気づいたA店では、LINEのショップカードの特典内容を1000円引きクーポンではなく、施術の無料体験を提供するように変更しました。
たとえば、スカルプシャンプーやヘッドスパなど1000円相当のサービスをリピーターさんに経験してもらい、いつも利用しているメニュー以外の存在を知ってもらうきっかけにしたのです。
また、ランクアップカードの特典として、リピーター様だけのメニューを作り、限定感がある特別なサービスを行いました。
その結果、リピーターさんの中には次に来店した際に、サービスで施術したメニューを追加で利用してくれる方が少しずつ現れたのです。
当初は付与していた1000円引きのクーポン券がなくてもリピーター様の離脱はなかったため、客単価をあげることにも成功したA店。LINEのショップカードは欠かせない存在になったと言えるでしょう。
- 特典は割引クーポンにこだわらない
- 次の購入につながるきっかけを作る
- 限定メニューを作り特別感を演出
ゴールまでのポイント数と特典を工夫したベーカリーショップの事例
ベーカリーショップのB店では、LINEのショップカードにおけるポイント数と特典に工夫をして、リピート率を高めました。
B店では、LINEショップカードのゴールまでのポイント数を、
- 1枚目のカードは3ポイント
- 2枚目のカードは4ポイント
- 3枚目のカードは5ポイント
このように、カードがランクアップするごとに、ゴールまでのポイント数を増やしました。
そして特典内容を、
- 1枚目のカードは100〜500円以下のお好きなパン1つプレゼント
- 2枚目のカードは500円以上のお好きなパン2つプレゼント
- 3枚目のカードは焼きたての限定パンをプレゼント
このように、ゴールまでのポイント数を増やして難易度をあげる代わりに、特典の内容を魅力的にしていったのです。
さらに4枚目以上を達成した場合、
- お客様が食べてみたいオリジナルパンを作れる権
- 工房に入って一緒にパンを作れる権
このような体験をメインにした特典を用意し、お客様にPRを行いました。
その結果、特典は口コミで話題となり、職業体験や自由研究を兼ねて特典を利用するお客様が増え、リピート率やロイヤルティ向上につながりました。
- ゴールまでのポイント数と特典内容のバランスを工夫
- ショップカードがランクアップする楽しさを提供
- 魅力的な特典を作り口コミで拡散
ランクアップカードを工夫したフィットネスジムの事例
フィットネスジムを運営しているC店では、LINEのショップカードでランクアップカードをうまく活用しています。
それは、C店のマスコットキャラクターがカードのランクアップと共に、徐々に育って大きくなっていく様子を描きました。
つまり、お客様がジムに通ってポイントを貯めるとキャラクターが成長するため、ジムでトレーニングを行う動機付けになり、結果的にリピート率が高まったのです。
また、ランクアップカードごとに色が違うことを活用し、フィットネスジムの中で全員が必ず着用しないといけないIDパスのフォルダを、カードの色と同じに設計。
どのお客様がどのランクアップカードを持っているのかを、一目でわかるようにしました。
その結果、ジムの利用回数が多ければIDパスのフォルダの色が変わるため、より上のランクを目指すために、継続的にジムに通うお客様が増えたのです。
本来ショップカードはスマホの中にあるため、ランクアップカードを持っていても他人に見せる機会はないでしょう。
しかし、C店ではあえてランクアップカードを他のお客様から見える状態にすることで、リピート率を高め、さらに上のカードを獲得したくなる状況を作ったのです。
- ランクアップカードにストーリー性を持たせる工夫
- お客様のランクをあえて可視化
- リピート率を高めたくなる環境設定
まとめ
本記事では、リピーターが増えるLINEショップカードの運用術について事例を紹介しながら解説しました。
LINEのショップカードは、紙やプラスチックのショップカードに比べ、
- コストをかけずに運用できる
- ショップカードの内容を手軽に更新できる
- データ分析からの対応が簡単にできる
このようなメリットがあります。
本記事で紹介した事例を元に、LINEのショップカードをうまく活用し、リピート率を高めていきましょう。
コメント