メルマガはもう古い? メルマガをLINE公式アカウントに移行するメリットと活用事例

LINE公式アカウント

「メルマガを送っても、なかなか購入につながらない」
「メルマガがそもそも開封されず、困っている」
「そろそろ LINEでのアプローチを考えているけど、両方やるのは大変かなぁ」
「メルマガからLINE公式アカウントに移行した方が良いのかなぁ」

顧客リストに対してメルマガを送付しているものの、商品やサービスの利用につながらないと困ってしまいますよね。また、メルマガの代わりに LINE公式アカウントを活用すべきなのか、迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、
メルマガと LINE公式アカウントのどちらを活用すべきか?
LINE公式アカウントに移行するメリット、デメリットは?

このような内容について解説します。
顧客リストをどのように活用したい方にこそ、ぜひ最後までご覧ください。

メルマガを配信するメリット・デメリット

まずは、メルマガを配信するメリット・デメリットについて解説します。

【メリット】内容が濃い情報をお客様に届けられる

メルマガを配信するメリットは、内容が濃い情報をお客様に届けられる点です。

メルマガは、200〜400文字程度の長い文章でも、読まれる傾向があります。添付ファイルを使えば、さらにボリュームがあるコンテンツを届けられるでしょう。

一方、LINE公式アカウントから配信するメッセージは、短文が好まれます。LINEのアプリ自体がスタンプを中心に、短文で構成されるからです。そのため、長文を掲載しても読んでくれない傾向が強いでしょう。

つまりメルマガは、内容を細かく伝えるための長文を送付できるため、詳しい内容を読者に伝えられるのがメリットなのです。

【デメリット】メルマガが届かない・読まれない

メルマガのデメリットは届かない場合や読まれない場合があることです。
メルマガを読むには、メールのアプリを開き、読みたいメールの件名や宛先を探し、開く必要があります。そのため、読むまでに手間がかかります。

また、毎日多くのメルマガが届くため、埋もれてしまい読まれない場合があるでしょう。さらには、迷惑メールと識別され、見つけられない場合もあるでしょう。

一方で、LINE公式アカウントから配信するメッセージであれば、ブロックをしない限りはお客さまのアプリに通知され、素早く閲覧ができます。未読のアイコンがついていれば気になってしまう人が多いため、既読率は高いコンテンツなのです。

そのため、メルマガのデメリットは、届かない場合や読まれないケースがあると言えるでしょう。

メルマガを LINE公式アカウントに移行する3つのデメリット

ここからは、メルマガを LINE公式アカウントに移行する3つのデメリットを解説します。現状はメルマガを運用している方は、このデメリットをクリアできるかを考えてから、LINE公式アカウントに移行しても良いでしょう。

デメリットは3つあります。
配信がブロックされやすい
メルマガに比べて文量が減ってしまう
メールアドレスの取得が難しい
順番に見ていきましょう。

1. 配信がブロックされやすい

LINE公式アカウントからの配信が簡単にブロックされてしまうこと。これが1つ目のデメリットです。LINEは簡単にお客様がブロックできてしまうため、コンテンツが届かなくなってしまいます。

メルマガであれば、配信解除までには複数のステップがあり、登録を解除しなければメルマガは届き続けます。ブロックが簡単にできてしまう点は、LINE公式アカウントのデメリットと言えるでしょう。

2. メルマガに比べて文量が減ってしまう

LINE公式アカウントでは長文が敬遠されてしまうため、メルマガと比べると文量が減ってしまいます。これが2つ目のデメリットです。

LINEでは長文ではなく、直感的な操作や短文が好まれるため、リッチメニューを作り、多くのコンテンツがあるHPなどに誘導する必要があります。

3. メールアドレスの取得が難しい

新規で友だち追加をしたお客様に対して、メールアドレスの取得が難しい点。これが3つ目のデメリットです。

LINE公式アカウントからのコンテンツを配信するために、メールアドレスの取得は不要です。そのため、わざわざ何かしらの理由を設けなければ、お客様からメールアドレスを取得するのは難しいでしょう。

そのため、LINE公式アカウントからの情報発信だけに留まってしまう可能性があるのです。

メルマガを LINE公式アカウントに移行する5つのメリット

次に、メルマガを LINE公式アカウントに移行する5つのメリットを解説します。

到達率が高い
開封率が高い
リアルタイムでお客様対応ができる
コンテンツを作るのが簡単
クーポンやショップカードなど機能が充実している

順番に見ていきましょう。

1. 到達率が高い

LINE公式アカウントからのメッセージは、到達率が高いと言えるでしょう。

メルマガでは他のメールに埋もれてしまう場合や、迷惑メールフォルダに入ってしまう場合があります。

しかしLINE公式アカウントからであれば、ブロックされない限りは必ず到達するメッセージですので、メルマガと比べると到達率が高いと言えるでしょう。

2. 開封率が高い

開封率の高さもLINE公式アカウントのメッセージの特徴です。

メッセージが届くと通知設定がお客様に届くため、気になって見てしまうケースが多いでしょう。

一方でメルマガは、多く届くメールの中から見つけてもらい、開封してもらう必要があります。LINE公式アカウントであれば、アプリを開けばすぐにコンテンツを見られるため、開封率が高まるのです。

3. リアルタイムでお客様対応ができる

リアルタイムでお客様対応ができる点は、メルマガにはないLINE公式アカウントのメリットです。

コンテンツを配信したお客様から反応があれば、ラインチャットと呼ばれる1対1のトークを使いながら、即座にお客様対応ができます。チャットであるため、即応性が高く、タイムラグが短いのが特徴です。

一方メルマガに反応があった場合でも、メールを相互に送ることで対応できますが、チャットと比べるとどうしても反応が遅くなってしまいます。

4. コンテンツを作るのが簡単

メルマガに比べて、コンテンツを作るのが簡単なのが、LINE公式アカウントを使うメリットです。

メルマガを作るのには、HTMLなどの知識やPhotoshopなどのソフトを使う必要があります。もしくは、画像を使わずにテキストだけでもメルマガは作れますが、文字数が長くなるほど制作に時間がかかってしまいます。

一方LINE公式アカウントでは、短文を中心にメッセージを送付するのが基本です。反応があったお客様に対しては、リッチメニューを表示するように設計し、HPなどのコンテンツに誘導する形になります。

そのため、メルマガと比較すると簡単にコンテンツが作れると言えるでしょう。

5. クーポンやショップカードなど機能が充実している

LINE公式アカウントでは、クーポンやショップカードなどの機能が充実しているのも、メリットと言えるでしょう。

LINEメッセージの送信に加え、リッチメニューにてクーポン券やショップカードの表示が可能です。メルマガではクーポンを取得するためのリンクは設置できますが、ショップカードは別ページになってしまう場合が多いでしょう。

そのため、クーポン券の取得率向上や、ショップカードにスタンプが溜まりやすく、利用率の向上につながるでしょう。

メルマガからLINE公式アカウントに移行した活用事例

メルマガからLINE公式アカウントに移行することで、お客様と良質な関係性につながった事例を紹介します。

1. カスタマーサポートの強化

アパレル品をネットで販売するA店では、LINE公式アカウントを通じて、お客様からの質問や問い合わせに迅速に対応できるようになりました。

サイズや使用感、色違いの在庫有無など、ネットショップを運営しているとお客様からの問い合わせが発生します。今まではメールで対応していましたが、即応性を考えるとLINE公式アカウントが有効でした。

LINE公式アカウントにあるチャットボットや自動応答を活用し、お客様からの質問に即座に返答できるようになったのです。

2. プロモーション活動の強化

同じくアパレル品をネットで販売するA店では、LINE公式アカウントを使って新商品やセールの情報、割引クーポンの発行など様々なプロモーション活動をするようにしました。

これまではメルマガで行ってきましたが、開封率が上がらず苦戦していたため、思い切ってLINE公式アカウントによる情報発信に切り替えたのです。

メルマガの頃は、新規のお客様も、既存のお客様も同じコンテンツを配信していました。しかし、LINE公式アカウントでは、リッチメニューを新規のお客様とリピーターさまで表示内容を変更できるため、よりお客様にあったコンテンツを届けられるようになり、転換率が上昇したのです。

3. 予約管理の簡素化

美容室を営むB店では、LINEを通じた予約の受付やスケジュールの調整を行うようにしました。これまではメールや電話にて受付をしていましたが、お客様にLINEの友だち登録を促し、LINEからの予約を進めたのです。

その結果、お客様にとってはLINEを通じて簡単に予約が行え、リマインダーなども受け取れるため、来店忘れが防げること。お店側にとっては予約管理が簡素化し、手間を減らせました。

4. コンテンツの配信と情報提供

美容室のB店ではLINE公式アカウントを通じて、最新トレンドやヘアケアに関する情報を配信するようにしました。

美容室を利用してくれたお客様向けに、パーマやカラーリングをかけた後のメンテナンス方法や、日々のお手入れ方法などの情報を充実させたのです。

また、関連するヘアケア商品を、美容師が実際に使った上で紹介する動画を配信。単なる商品販売にならないように、コンテンツを工夫して配信したのです。

5. お客様アンケートの実施

LINEを通じてアンケート調査を実施し、お客様の意見をもらうようにしました。

美容室のB店では、利用後のお客様にアンケートのメッセージを配信し、フィードバックを受けるようにしました。カットやカラーリングなどの施術に対する満足度や、店内の雰囲気やスタッフの接客など、項目ごとに評価を受けたのです。

また、アンケートに答えてくれたお客様には限定の割引クーポンを配信し、感謝の気持ちを示しつつ、次も利用していただけるように関係性を作るようにしました。

メルマガからLINE公式アカウントに移行する際の3つの注意点

メルマガからLINE公式アカウントに移行する際に注意すべき点が3つあります。

ターゲットを明確にする
過去のコンテンツを活用する
メルマガと LINEの同時並行で結果を検証する

順番に解説していきます。

1. ターゲットを明確にする

ターゲットを明確にし、どのようなお客様に情報を届けるかを今一度考えましょう。

これまではメルマガですべてのお客様に同じ内容を一斉配信していたかもしれません。しかし、LINE公式アカウントに切り替えることで、よりお客様にあったコンテンツを届けるために、ターゲットを定める必要があります。

たとえば、初めて友だち登録をしたお客様と、何度もリピートしてくれているお客様では、配信すべき情報が異なるはずです。

そのため、まずはどのようなお客様に情報を届けたいのか、ターゲットを明確にしましょう。

2. 過去のコンテンツを活用する

情報を配信するお客様を定めた上で、過去のコンテンツを活用していきましょう。

メルマガからLINE公式アカウントに切り替えると、新しいコンテンツを多く作る必要があります。しかし、過去のメルマガを検証し、開封率や転換率が高いコンテンツがあれば、その情報をLINE用にカスタマイズし、活用すると良いでしょう。

3. メルマガと LINEの同時並行で結果を検証する

LINE公式アカウントだけに一本化するのがちょっと怖い場合、メルマガと同時並行で活用するのも一考です。

メルマガに、新しくLINEを始めたことを記載し、友だち登録が進んでから配信停止しても良いでしょう。突然メルマガを中止するのではなく、お客様のLINEへの登録状況を確認しながら、メルマガの配信数を減らしていくと良いでしょう。

まとめ

本記事では、メルマガやLINE公式アカウントによるメリット・デメリットに加え、メルマガからLINE公式アカウントに移行した活用事例について解説しました。

それぞれメリット・デメリットがあるため、まずはメルマガとLINEを併用し、効果測定をしながらどちらが自社にあっているのかを見極めると良いでしょう。

その上で、LINE公式アカウントの運用に慣れてきたら、より効率的な運営と顧客管理を行うために、LOYCUSの導入を検討するのも一考です。

LOYCUSはLINE公式アカウントを使ってお客様に情報を配信、管理をより円滑に進めるためのマーケティングツール。

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メルマガからLINE公式アカウントへの移行を進め、よりお客様との関係性を深めていきましょう。

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