自社のお店に来店されるお客様を想像してみてください。
お客様は新規とリピーター様で構成されているはずです。
リピーター様を思う時に、
- 「うちのお店のリピート率はどれくらいなのだろう?」
- 「リピーター様を増やすためには、どうしたら良いのだろう?」
- 「リピーター率という言葉も聞いたことがあるけど、何が違うのかな?」
このように思うことはありませんか?
リピート率を高めたいと考えている店長さん、必見の記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
本記事の内容
リピート率とは?
リピート率とは、今まで商品やサービスを購入したお客様のうち、リピート購入をしていただいた割合(継続率)のことです。
リピートした回数は問わず、2回以上商品やサービスを購入したお客様をリピーター様と定義しています。
リピート率の計算方法
リピート率の計算方法は、
リピートしたお客様の数 ÷ 累計のお客様数 × 100 = リピート率
で求められます。
<例>美容室で今月のリピート率の計算
- 今月にリピートしてくれたお客様の数:10人
- 今まで利用してくれたお客様総数:200人
リピート率を高めるメリット
リピート率を高めるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
- お客様に支持されているかを把握できる
- 安定した売上が見込める
- 顧客獲得費用が新規顧客と比べて抑えられる
このようなメリットがあります。
リピート率が高ければ、お客様にご満足いただいていることを意味します。
リピート率を計算し、スタッフに共有すると良いでしょう。自分たちの仕事が、お客様満足に繋がっていることを確認できます。また、リピート率が高ければ継続的な売上が見込めることでしょう。
なお、リピート率を詳しく調べる場合、購入回数や頻度、購入単価などを踏まえたRFM分析を行うのが効果的です。
リピート率とリピーター率の違い
リピート率とよく似た言葉でリピーター率があります。
リピーター率とは、一定期間に商品やサービスを購入したお客様のうち、リピーターの割合のことです。
リピーター率の計算方法
リピーター率の計算方法は、
特定期間にリピートしたお客様の数 ÷ 特定期間のお客様数 × 100=リピーター率
で求められます。
<例>美容室で今月のリピーター率の計算
- 今月にリピートしてくれたお客様の数:10人
- 今月に利用してくれたお客様総数:100人
違いをまとめると、
- リピート率:新規のお客様が次回も利用してくれる割合
- リピーター率:お客様の中でのリピーター様の割合
リピート率とリピーター率のどちらを重視すべきか
リピート率とリピーター率のどちらを重視すべきなのでしょうか?
これは比較するものではなく、どちらも管理すべき指標です。
リピート率は、自社の商品やサービスがお客様に支持されているかを測るバロメーター。
そのため、リピート率を高める努力を継続して行いましょう。
リピーター率は、自社のお客様のうち、何割がリピーター様で構成されているかを把握する指標。
リピーター率が高ければ継続的に利用してくれる確率が高まります。
リピート率を高める5つの方法
ここからは、具体的にリピート率を高める方法を5つ解説していきます。
- リピート性の高い商品・サービスを用意する
- メルマガやDMでアプローチする
- SNSで背景やストーリーを伝える
- クーポンやポイントカードでの特典を付与する
- 目の前のお客様に誠実を尽くす
順番に見ていきましょう。
リピート性の高い商品・サービスを用意する
リピート率を高めるためには、そもそもリピートしやすい商品やサービスの用意が必要です。
物販のお店であれば、毎月定期的にお客様が使う商品。
サービスであれば、定期的にメンテナンスが必要なものが良いでしょう。
たとえば美容室であれば、
- 1ヶ月前であれば、予約がスムーズにとれる
- 予約をすれば、5%の割引が受けられる
- 定期的なメンテナンスで、髪質が改善することを実感できる
リピートすることによるベネフィットを、お客様に伝えることが重要です。
メルマガやDMでアプローチする
お客様のメールアドレスや住所を用いて、メルマガやDM(ダイレクトメール)を送ることで、リピートを促す効果が期待できます。
SNSでお客様にアプローチする手法もありますが、中でもLINEを使ったアプローチは効果的です。
このように、お客様の状況ごとに細かくご案内が可能。
一方で、簡単な操作で配信が可能なので、高いサービス品質を手間なく実現できます。
SNSで背景やストーリーを伝える
SNSによる情報発信は、商品やサービスの背景やストーリーを紹介するのに有効です。
たとえば、クラフトビールの製造及び販売を行う、株式会社ヤッホーブルーイングの事例です。
こちらの会社では、SNSを通じてクラフトビールの美味しさやこだわり、クラフトビールに合う食事の提案などを紹介。クラフトビールを楽しく飲む様子を伝えることで、結果的に販売につながる形にしています。
クーポンやポイントカードでの特典を付与する
クーポン券やポイントカードでの割引により、リピート率を高める方法があります。
ただし、割引などの販売促進ありきの考え方では、販促費が増えてしまうため、注意が必要です。
本質的に、お客様が自社の商品やサービスを選ぶ際の理由が、価格が決めてであれば割引クーポンは有効だと考えられます。
一方で、価格以外の要素が購入決定の要素である場合、割引施策の再検討が必要です。
安易に割引を考えずに、お客様が何を求めているのかを考え、施策を打っていきましょう。
目の前のお客様に誠実を尽くす
今日来店されたお客様は、お店をオープンしてから、何人目のお客様でしょうか?
そして、最初のお客様が訪れた時と、同じかそれ以上の対応をしているでしょうか?
どこかでお客様をリピート率や売上などの「数」で捉えているかもしれません。
今一度、初心に立ち返り、どうやったらお客様に喜んでもらえるか。
この一点を考え、現状の商品やサービスを改善すると良いでしょう。
まとめ
リピート率は、新規のお客様が次回も利用してくれる割合を示す指標でした。
また、リピート率が高めれば、売上の安定につながるなど、様々なメリットがありました。
そして、リピート率を高めるために、5つの方法を解説しました。
5つの方法の中でも、最後に解説したお客様に誠実を尽くす考え方は、もしかすると古めかしい考え方かもしれません。
しかし、より良い商品やサービスを提供し、お客様に満足をいただくために、日々提供する商品やサービスを改善することが重要です。
一方で、せっかく良い商品やサービスがあっても、お客様に知っていただかないと意味がありません。
そこで、お客様へのアプローチ方法として有効なのが、ユーザ情報を絞り込んでLINE配信ができる、LOYCUS(ロイカス)です。
顧客へのアプローチ方法で迷っている方は、まずは相談してみると良いでしょう
この記事を書いた人
田中 ひでのぶ
ネットショップ店長出身のWebライター。3児の子育てに奮闘しながらWebサイトのコンテンツを作成しています。ネットショップにまつわる苦労や改善策を執筆し、誰かの役に立てればうれしいです。
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