LINE公式アカウントを使ったマーケティングとは?

LINE公式アカウント


会社でLINEを使ったマーケティングをやってくれと言われたけど、

  • 具体的に、何をして良いのかがわからない
  • LINE公式アカウントを運用するだけで良い?
  • LINE広告やスタンプは高そうだけど、やるべき?

LINEマーケティングと言っても範囲が広く、漠然としてしまいますよね。
とはいえ、なんとかして結果を出さないといけないので、困ってしまいます。

そこで本記事では、LINE公式アカウントを使ったマーケティングについて詳しく解説します。

 

こんな方におすすめ!
  • LINE公式アカウントはあるけれども、何から始めて良いか悩んでいる方
  • LINE公式アカウントを使ったマーケティングについて詳しく知りたい方

ぜひ最後までご覧ください。

 

LINE公式アカウントのマーケティングとは?

LINE公式アカウントを使ったマーケティングは、LINEを使って下記を実施することです。

  • 商品やサービスをお客様に知ってもらう
  • 店舗やサイトへの集客を行う
  • 商品やサービスの購入を促す

自社の公式LINEとお客様に友だちになってもらい、情報を双方向でやりとりしながら、自社の商品やサービス、店舗の利用を促進します。

しかしその際に、LINE広告や自社スタンプの発行などが欠かせないと思っていませんか?

確かにLINE広告や自社スタンプは効果があるマーケティング手法ですが、用意したコンテンツを多く広めるために使う手法。
そのため、まずはコンテンツの作成が重要です。

とはいえ、よく見聞きするLINE広告などは気になりますよね?

そこで、LINE公式アカウントを使ったマーケティングを始める際に、よく思いがちな疑問について解説します。

 

すぐにLINE広告を実施すべき?

LINE公式アカウントでマーケティングというと、広告を思い浮かべませんか?

マーケティング=販売促進や広告と捉えている方が多いからでしょう。

まだ自社を利用したことがないお客様に対して、LINE広告を使って告知することは非常に有効です。

しかし、自社が想定するお客様のペルソナを捉えた上で、広告の可否を決定しましょう。

自社の商品やサービスが
  1. 全国向けに販売するのか、地域向けに販売するのか
  2. お客様の居住地に依存しないのか
  3. 自社商品の知名度はどれくらいあるのか

このような視点を持つと良いでしょう。

たとえば、地域のお客様を対象にした美容室が、全国に露出される広告を購入する必要はないですよね。

また、友だちを増やすために広告を打つとしても、店舗周辺のお客様をターゲットとすべきでしょう。

LINE広告は1クリック数十円から入札ができますが、効果を出そうとすると月額30〜50万円ほどはかかるものです。

自社がターゲットとすべき顧客層にリーチできるのかをまずは確認し、実施する場合は細かなセグメントを行なった上で実施すると良いでしょう。

 

自社でLINEスタンプを発行すべき?

自社でのLINEスタンプは目的に応じて、安価に作成すると良いでしょう。

自社のLINEスタンプを日常会話に使ってもらうことで、ブランド認知が図れます。

なお、LINEスタンプを作るためには、クリエーターズスタンプがおすすめです。

クリエーターズスタンプでは、デザインを作成し「LINE Creators Market」に無料で登録するのみ。
もしデザイン制作が難しい場合は、スタンプを簡単に作れるアプリである、LINEスタンプメーカーを使うと良いでしょう。

工夫すべき点として、友だちになったお客様に自社スタンプの存在を知ってもらう必要があります。

ダウンロードするために、LINESTORE内でどのように検索をしたらヒットするのかを示しましょう。

また、自社とお客様との会話の中でも積極的にスタンプを利用し、露出を増やすと良いでしょう。

何かキャンペーンを考えないといけない?

キャンペーン実施後のゴールを決めた上で実施しましょう。

キャンペーンの目的を、

  • 友だちの人数を増やす
  • 店舗やサイトへの来客数を増やす
  • 商品やサービスの購入数を増やす

このように、何を目的にするかによってキャンペーン内容が変わります。

キャンペーンを実施することを主目的とせず、ゴールから逆算してキャンペーンの内容を検討しましょう。

 

たとえば、友だちの人数を増やすキャンペーンを行う場合、友だちになるお客様のメリットをしっかり設計しましょう。

【例:美容室】
  • 予約やキャンセルはLINEから可能
  • トリートメント無料などお得な情報をご連絡
  • 自分に合ったスタイリング診断つき
  • 今日のお会計から使える500円オフクーポンつき

このように単にお得な情報が届くということではなく具体的に友だちになるメリットを示していきましょう

ショップカードは必須?

すでに紙のショップカード(スタンプカード)を利用してLINEに置き換えるメリットがあれば、実施を検証しましょう。

LINE公式アカウントでは、LINE上ショップカードを利用できます。

 

LINEショップカードを利用するメリット
  • ポイント特典やランクアップなどが自由に設定可能。
  • お客様に継続して利用していただくためのマーケティングツールとして、活用できる

しかし、紙のショップカードだからこそ、財布にしまっておき、利用しているお客様がいるはずです。

自社が提供しているサービスや年齢層、LINEの利用率を踏まえて判断をしましょう。

また、ショップカードはお客様の利用頻度が高い商品だと効果的です。利用頻度が低い場合、ショップカードの存在自体が忘れられてしまうかもしれません。

定期的に通う可能性がある美容室やカフェ、日用品などを扱う店舗で有効と言えるでしょう。

クーポン券を配布しないといけない?

お客様に実施してもらいたい行動を決め、背中を押してあげるクーポン券を配布しましょう。クーポン券を配布することを目的としないことです。

本来であればクーポン券を配布せずとも、商品やサービスを利用してもらうことが理想です。

しかし、クーポン券を通じて自社を知ってもらうきっかけになるのであれば、有効なマーケティング手法と言えるでしょう。

LINE公式アカウントのマーケティングは何から始めれば良い?

ここからは、LINE公式アカウントのマーケティングの具体的な始め方について解説します。

手順は7つありますので、順番に見ていきましょう。

ゴールを描く

LINE公式アカウントを使って何を実現したいのかを明確にしましょう。

  • 自社の商品を知ってもらいたい
  • お店に来店してサービスを受けて欲しい
  • ネットショップの購入につなげたい

これらのゴールを実現するための1つの手段として、LINE公式アカウントでのマーケティングを実施するのです。

【自社で実現したいことは何でしょうか?】

1度考えてみましょう。

ペルソナを設定する

ペルソナを設定し、マーケティングの方向性をしっかり定めましょう

 

ペルソナとは自社の商品やサービスを使ってくれるお客様を示します。
理想のお客様像ではなく、すでに実在するお客様をより鮮明に描いたお客様像です。

たとえば、年齢や性別、住所などに加え、

  • 家族構成
  • 休日の過ごし方
  • 大事にしていること

 

このように、お客様をイメージしやすい深い情報を加えることで、自社内でお客様に対する共通認識が持ちやすくなります。

そのため、誰に向けて情報発信をしているのかが明確になり、ぶれることなくマーケティングが進められるでしょう。

コンテンツを考える

設定したゴールとペルソナを元に、コンテンツを考えていきましょう。

たとえば美容室の場合、美容室の存在を知ってもらい、利用してもらう。

そして、好きになってもらえるようなコンテンツを作ってみましょう。

1. 美容室の基本情報(知ってもらう)
  • お店の外装や店内の雰囲気
  • 店長やスタッフの紹介
  • 地図や最寄り駅からの行き方

 

2. 自分に合っていると思ってもらうコンテンツ(知ってもらう・利用してもらう)
  • カット中の過ごし方(会話の有無)
  • 美容室に対する不満や不安の払拭
  • 気に入らない場合の対応方法

 

3. 毎日に役立つコンテンツ(好きになってもらう)
  • カット後のカンタンお手入れ方法
  • 誰でもできるヘアワックスの使い方
  • 美容師が教える正しい髪の洗い方

 

4. こんな時はプロならどうする?(好きになってもらう)
  • 雨の日に髪がまとまらない時
  • 髪が傷んでしまった時
  • 自宅でカラーリングに失敗した時

 

コンテンツを作成するポイントは、 情報を配信する側にとっては当たり前のことでも、お客様にとっては貴重な情報であると認識することです。
プロであれば当然のように知っている情報は、実はお客様にとってなかなか知り得ない情報なのです。

 

初めて聞くお客様がわかりやすいように、丁寧にコンテンツにしてあげましょう。

集客する

自社のLINE公式アカウントと友だち登録をしてもらえるように、集客を行います。

【例】
  • 自社のホームページ
  • お店の店頭
  • 各種SNS
  • チラシ
  • 店頭スタッフによる接客

 

このように、 客様が自社を目にする場所を辿っていき、そこに友だち登録ができる2次元バーコードなどを設置 していきましょう。

 

情報発信を行う

作成したコンテンツの情報発信を行いましょう。

自社からの情報発信のポイント
  1. 最低でも週1回は配信する
  2. お客様に合ったコンテンツを配信する
  3. ゴールへの導線を確保する

特にゴールへの導線確保は欠かさずに行いましょう。

たとえば、自社商品の購入を促進することがゴールである場合、LINEのリッチメニューから該当商品へリーチできるようにします。

お客様に合ったコンテンツを配信しながら、自社商品の購入がお客様の課題解決につながることを示していくと良いでしょう。

お客様ごとにカスタマイズする

情報発信の内容をお客様ごとにカスタマイズしていきましょう。

理由は、狙っているゴールを実現させつつ、お客様にファンになってもらうためです。

たとえば、LINEのアンケート機能を使い、質問に答え進めてもらうことで、お客様が知りたい情報が得られます。それを元に、コンテンツを作成すると良いでしょう。

双方向でやりとりできるLINEの特徴を活かし、個別対応をしながらお客様に合った情報発信を実施しましょう。

※注意ポイント
お客様ごとに最適化したメッセージを配信するためには、LINE公式アカウントの基本機能だけでは実現が難しく、拡張ツールを利用する必要があります。

 

効果検証をする

一定期間、LINE公式アカウントの運用を行なった後に、効果検証をしましょう。

検証すべき数値は、下記のようなものです。

検証すべき数値は
  • 友だち登録者数
  • ブロック率
  • アクティブユーザー数
  • メッセージ開封率
  • メッセージクリック率


友だち登録者数からブロックされた人数を引き、アクティブユーザーを把握します。その上で、メッセージの開封やクリック状況をみることで、コンテンツの反応が確認できます。

それぞれの数値結果を把握し、改善を進めていきましょう。

1. 友だち登録者数が低調の場合

新規の友だちを増やすために、下記の対策をとりましょう。

  • 友だち登録を促す2次元バーコードの設置場所を見直す
  • 友だちになるメリットをお客様に伝える
  • 友だち登録が多い拠点を増やす
  • LINEの友だち登録操作をサポートする

 

特に、友だち登録の操作サポートは、年齢層が高い顧客層をもつ企業では必要です。登録の手順を示したチラシやYouTubeなどの動画を使ってわかりやすく解説をしましょう。

2. ブロック率が高い場合

ブロック率を下げるために、下記の対策をとりましょう。

  • 通知のオフを促す
  • アンケートを実施する
  • お客様に合ったコンテンツを配信する
  • 配信頻度や時間を見直す

 

配信される情報が役に立たないもしくは、配信頻度が高い場合にブロックされてしまいます。

そのため、読み続けてもらえる環境を整えましょう。
また、アンケートによりお客様の興味関心を把握し、お客様に合ったコンテンツを配信すると良いでしょう。

3. メッセージの開封率が低い場合

メッセージの開封率を高めるために、下記の対策をとりましょう。

  • メッセージタイトルを工夫する
  • オファーの内容を変更する
  • 限定感を強める

メッセージタイトルは、プッシュ通知時に示される短い文章です。

内容が気になってもらえるように、

ポイント
  1. 期間限定を示す
  2. 数値を入れる
  3. 投げかける言葉を入れる
  4. 絵文字などを入れて視認性を高める
  5. すべての内容を示さず、一部だけを伝える

 

このように、開封につながるようにメッセージを工夫してみましょう。

4. メッセージのクリック率が低い場合

メッセージのクリック率を高めるために、下記の対策をとりましょう。

  • リッチメッセージで視覚的に訴求する
  • カルーセル式で画像を多く表示させる
  • 画像やテキストのタップを明確に示す
  • 「押せる感」を画像にだす

リッチメッセージとは、画像を使ってメッセージを配信する機能です。
テキストに加えて画像を送付することで、視覚的な訴求が可能です。

また、カルーセル式で画像を表示させれば、横にフリックしてもらうことで画像を多く閲覧できます。

このように画像を中心としたコンテンツを作成した上で、「画像をタップ!」のように行動を示してあげましょう。

また、画像に三角形のボタンを設置し、押せることを意識させても良いでしょう。

お客様が取るべきアクションを明確に示すことが重要です。

 

まとめ

本記事では、LINE公式アカウントを使ったマーケティング手法について解説しました。

LINEを使ったマーケティングと聞くと、

「広告やスタンプ、クーポン券をやらなくちゃ!」

と思ってしまう人が多いかもしれません。

しかし、これらはあくまでも販促活動の1つです。

お客様にとって役に立つコンテンツを用意し、その発信の一助として販促ツールを活用するのが正しい姿と言えるでしょう。
まずはゴールとペルソナを設定し、コンテンツをしっかりと作成していきましょう。
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